三豊・観音寺市医師会


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■白内障と手術について

●白内障について

白内障は眼球の中にある水晶体(カメラのレンズに相当する部分)が濁ることで、その結果「かすむ」「まぶしくなる」等の症状が出て見えにくくなります。白内障は「目の白髪」のようなもので、例外もありますが、「病気」というよりもご年齢に伴う誰にでもおこる「加齢現象」といえます。

●白内障の手術について

白内障を改善するためには目薬ではなく手術が必要になりますが、特に日常生活などで困ることがなければ手術を考える必要はありません。手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズという透明な人工のレンズを眼の中に入れます。特殊な場合を除き、一度眼の中に入れた眼内レンズはその後取り替えることはありません。手術が予定通り行われれば、ほとんどの場合で良く見えるようになります。ただし、白内障以外に眼や脳の病気がある場合は改善しない場合もあります。  白内障手術は安全性の高い手術ですが、リスク(危険)が全く無いとは残念ながら言えません。手術を受けられる方の概ね1〜2%(100人に1、2人)は、手術の合併症などでご満足いただけない結果になる可能性がありますのでその点は注意が必要です。また、白内障がかなり進行していたり、目の病気があったり、目の構造が弱いなどの患者さんでは通常よりも手術の危険がやや高くなることがあります。手術をするかどうかは、「現在の困り具合(見えにくさ)」と「手術に伴うリスク(合併症)」を天秤にかけ、主治医とよく相談のうえ最終的にご本人がご決断する必要があります。

●白内障の手術後について