三豊・観音寺市医師会


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■歳をとってもぱっちりおめめ

みなさん、毎日鏡をご覧かと思いますが目はぱっちり開いていますか?
最近、テレビで加齢による眼瞼下垂について取り上げられることが増えています。眼瞼(うわまぶた)が下がってくると、視野の狭小化が起こり、それを補おうとする代償性の前頭筋収縮が、頭痛、肩こり、眼精疲労など不定愁訴の原因となっていると言われています。テレビをご覧になるときに顎を上げたりしていませんか?おでこのシワ、深くなっていませんか?

■眼瞼下垂について

眼瞼下垂症とは正面視で瞳孔(くろめ)が2mm以上隠れ、視野の狭窄をきたしている病的な状態です。
眼瞼下垂には大きく分けて先天性眼瞼下垂と後天性眼瞼下垂の2種類があります。後天性眼瞼下垂には眼瞼挙筋腱膜性眼瞼下垂(老人性眼瞼下垂症)、神経性眼瞼下垂(外傷、脳腫瘍等)、筋性眼瞼下垂、内分泌性下垂、偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症≒老人性眼瞼下垂症)などがあります。

要するに、生まれた時から(先天性)ある方以外は後天性の眼瞼下垂です。その中でも特に多いのが、皮膚の加齢変化や、コンタクトレンズの長期着用、目をこする癖による眼瞼機能障害によるものです。

■  眼瞼下垂の治療

治療法としては、主に手術を行います。
手術法には余っている皮膚を切除するだけの余剰皮膚切除と、それに加えて眼瞼挙筋前転法、筋膜移植法などがあります。
また、厚く重いまぶたと外側に余剰皮膚が多いまぶたでは、眉毛の下を切る眉下切開法の方が二重などうわまぶたの形態に切開を加えないため、比較的自然な若いころのような顔貌に近づけることができます。
これらの手術は美容手術ではないため、全て保険適応となります。

もしかしたら私、眼瞼下垂があるのでは!?、と気になるようでしたら、一度お近くの形成外科を受診してみて下さい。

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