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特定保健指導実施医療機関
認定産業医名簿

健康情報
■健康一口メモ

介護認定審査会委員現任研修会
 介護認定審査の判定においては、全国どこでも公平・公正な結果でなければなりません。その為に「平準化」が図られる様に、委員の現任研修が必要です。当日は香川県健康福祉部長寿社会対策課 保険者指導グループの渡部 伸一課長補佐 および同副主幹の高橋 幸子さん そして同主任の納田 幸代さんの出席をえて、具体的ケース2例について検討しました。また香川県での軽重度変更率の地域差について説明を受けた。
 広域別一次判定と二次判定の比較、一時判定が自立の場合の二次判定状況、要介護1相当の方の二次判定状況など多彩な分析が行われていました。

(平成19年7月13日)



第22回三豊・観音寺地域産業保健センター運営協議会
 毎年1回、昨年度の事業実績報告や今年度の委託事業実施計画、運営上の問題点について協議されます。この会では毎年香川産業保健推進センターの竹林所長が出席します。
 特に健康相談窓口事業(毎月第1および第3水曜日)、個別訪問事業(毎月1回木曜日開催、広報・説明会事業(年2回)、特に今年度から実施している
建設業協会西讃支部での移動健康相談窓口事業について話あわれた。
 観音寺労働基準監督署の北原第一課長、丸田安全衛生係長が参加された。事業者関係では、(社)香川労働基準協会三豊支部の関支部長、(社)香川県トラック協会三豊支部の大西事務局長、観音寺商工会議所の大西専務理事の参加があり、コーディネーターの黒田社会保険労務士そして医師会からの参加で議論が進められた。

(平成19年7月12日)



第19回健康教育講演会
 「脳卒中とリハビリテーション」とのテーマで「すこやかに生きるために」の19回目の講演会がありました。1800人という大聴衆をむかえ、市民会館で過去一番の大入りとなりました。
 「家族が脳卒中になったら」ということで三豊総合病院の脳神経外科部長正岡哲也先生、「脳の不思議」ということで同じくリハビリテーション科技師長木村啓介氏、そして最後にタレント坂上二郎氏が「脳梗塞をぶっとばせ」と講演し、なりやまぬ拍手の会となりました。

(平成19年7月7日)



「ORCA」と「オンライン請求」

 平成16年4月厚生労働省において医療IT化として「オンライン請求」のスケジュールが発表された。400床異常の病院では20年4月、400床以下の病院では21年4月までに準備しておかねばならないこととなった。
 診療所でも22年4月である。ちなみに薬局では21年4月である。歯科は23年4月とある。
 なにを準備し、どうしたらいいのか。いくらかかるのか。だれに相談したらいいのか。「ORCA」とは何。そして本当に「電子カルテ」の時代を迎えるのか。そうした疑問がささやかれ始めました。
 当医師会ではそうした疑問に答えるべく、「とりあえず、勉強しよう」ということになりました。当日若手会員を中心に約50人が集まりました。電子カルテのデモもあり、「一定の勉強になった」や、「大事な中味が語られず期待はずれ」の声も聞かれた。しかし「電子化加算」がついていても、まだ当地区では数件の病院・医院でしか参加されておらず、「電子カルテ」の導入は数える程度である。
 また『ORCA』の個別デモンストレーションの実施します。8月から毎週木曜日午後1時から4時半まで、2施設づつスタッフにゆっくり教えてもらうことになりました。医師会館で実際に手でさわり、質問もし、お勉強していただくこととなりました。(半年間続けます)

(平成19年7月4日)



三豊・観音寺市医師会産業医研修会
場所: タック化成(株)豊中工場(三豊市)
参加者: 26人

 産業医の単位取得では「更新研修」や「専門研修」の講演会は機会がたくさんありますが、「実地研修」の機会はあまりありません。
 地元医師会会員から、高松まで出向くのではなく当地でなんとか開催してほしいとの要望が寄せられていました。
 「タック化成」豊中工場と、同産業医のご協力を得て研修会が実施できました。当日は香川産業保健推進センターの竹林所長や氏家先生も参加いただき、質疑のコーナーでは意味ある助言をいただきました。
 会社の業績内容では、我々の身近なところでお世話になっているものが次々と示され、参加者の驚きの声がでていました。
 労働条件では、特有のにおいを発する職場や有機溶剤現場など見て周りました。また労働災害については、重量物の運搬に伴う事故が中心で、注意深い作業が必要でした。
 28人の先生方の参加があり、有意義なひと時を過ごし、単位の獲得が出来ました。

(平成19年6月14日)



インフル異常行動調査(三豊市・観音寺市地区における調査結果について)
調査期間: 平成19年4月13日より5月13日
調査方法: FAXによる症例報告提出
対象医療機関: 域内の全医療機関
(病院16 うち公立3、法人12、私立1、診療所71 うち公立2、法人35、私立34)

1) 17医療機関より報告あり。5医療機関で9例の症例が報告された。
2) 年齢と性別
2歳(男)、3才(女)、4歳(男2人と女1人)、9歳(男)、11歳(男)、12歳(男)、30歳(男)
3) 異常行動発症日
発熱1日目—2名、発症2日目—5日、発熱4日目1名、不明—1名
4) タミフルとの関係
タミフル内服—6名、タミフル内服なし—3名
5) 体温と異常行動
高熱時—5名、平熱時—1名、不明—3名

症例1. 4歳男、FluA、39度発熱、発症1日目タミフル服用後20分で嘔吐、その後意味不明の笑いが出現、タミフル注止後消失。
症例2. 3才女、FluA、発症1日目夜、突然ムクット起き上がって意味不明の発語あり。2日目の夜は起き上がって軽く飛び跳ねるような感じで室外に行こうとした。タミフル服用あり。
症例3. 4歳男、FluA、発症4日目、タミフル服用2日目、39度の発熱時、午前4時ころ突然ムクッと起き上がって、母が「どこへ行くの?」と問いかけたが反応なく、枕をかかえてベットの下にもぐりこんで寝てしまった。引きずりだして寝かせたが朝まで目覚めなかった。
症例4. 11歳男、FluB、タミフル服用なし。発症2日目、午後7時頃突然座り、その場にはいない人の名前を呼び出した(その人に起こされたという)。ある1点を見つめて誰かが何かを売りにきていると話した。発刊多量であったため、下着を着替えさせようとしたが、激しく抵抗した。その後しばらくボーっとしていたが20から30分後に落ち着き、何も覚えていないという。
症例5. 30歳男、FluA、タミフル服用あり。突然の発熱、四肢関節痛、タミフル服用後、暗い狭いところに押し込められ、でようとしてもどうしても出られないと感じた。
症例6. 2歳男、FluA、タミフル服用1日目のよる、発熱なく覚醒していたにもかかわらず、訳のわからない言葉と、いやんいやんと叫びながら数分間静止できなかった。
症例7. 9歳男、FluB、タミフル服用なし。発症2日目の夜、38.5度の体温、ベット上にすわりアーアーと叫びながら、のたうち回る事3〜4分、これを3回繰り返した。
症例8. 12歳男、FluA、タミフル内服2日目、発症2日目夜中に急に起き上がり、誕生日をしていないと訳のわからぬことを訴える。数分間にわたり聞き取れないことを言う。約1時間後ふたたび同様の症状あり。


三豊・観音寺市医師会産業医研修会
日時: 7月30(月) 午後7:00から
場所: 観音寺グランドホテル
講師: 香川産業保健推進センター所長 竹林治朗先生
テーマ: 定期健康診断の改正について

 高松での産業医研修会が木曜日から水曜日に変更となり、当地区会員から地元での開催の声が強く出されました。その結果、竹林先生が快く引き受けてくださり、実現の運びとなりました。5年間で20単位の習得で「更新」できるので、会員からは大変感謝されています。